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横須賀美術館で開催されている「山本理顕展 コミュニティーと建築」に行ってきました。 展示会場である美術館の建築そのものが、山本理顕氏の代表作であり、図面・模型・スケッチ・映像など約60点が年代順に並び、山本氏の思想と実践を立体的に体感できました。 この美術館も、海に面し自然との調和を見事に表現しています。 建築に興味がある方はもちろん、空間や社会との関係性に関心がある方にもおすすめの展覧会です。建築が語る「人と人のつながり」を、ぜひ体感してみてください。 #
by k2_plan
| 2025-11-01 14:14
| 建築家のつぶやき
戦後80年、昭和100年、昭和史に関する出版や対談も多い2025年、私のような一般人でも戦前戦後の日本の歩みに関心を抱く年となりました。 世間の予想を覆し来場者数2500万人越えで閉幕と報じられていますが 1970年の万博の来場者数は6400万人といいますから当時の熱狂はいかほどかと驚かされます。
1964年 東京五輪 1970年 大阪万博 2021年 東京五輪 2025年 大阪・関西万博
最初の東京オリンピックは終戦から約20年後( 東京オリンピックは東日本大震災から10年後、その5年後に大阪 1970年の万博を知らない世代ながらも、
日本の万博の歴史を綿密に調査・研究した書籍も、今年発刊されました。 夫馬信一著『日本万博全史』(左右社) ![]() 総ページ数347ページ、 興味深いのは戦前の「幻の五輪」「幻の万博」の存在。( 1940年(紀元2600年記念の名目) 万博事務局棟の建物が竣工し、前売り券まで発売されたものの 時代は1937年盧溝橋、1941年真珠湾、、、 (この時の前売り券を持参すると今回の万博の招待券がもらえると、小さなニ 本書には弊社K2PLANに縁のある人物も登場します。 幻の万博のシンボルとなるはずだった肇国記念館の設計コンペで第 弊社代表、本多和夫がそのもとで学んだ師であり、尊敬する建築家です。 今日の設計コンペでは、すでに名声を上げた建築家が主流ですが、当時は人材発掘の雰囲気もあり、広く一般公募し応募108通の中から選ばれたとのこと。 幻となっていなければ、、、と、 その後の高梨先生は、 (田中真紀子さんが受け継いで住まわれておられましたが、 ![]() ![]() ![]() ![]() ※『日本万博全史』より引用画像 この書籍を手にしたのも、高梨先生をよく知る弊社代表の取材協力のご縁で、 #
by k2_plan
| 2025-10-14 11:00
先日、都内の住宅の耐震補強・リフォーム改修工事が無事完了しました。 k2PLANで耐震診断を行い、耐震補強工事とともに、暮らし方の変化にあわせてリノベーション改修をした木造住宅の一例です。
正面の壁は新設の壁で耐震の補強壁としても機能しています。 一面だけ色の異なる壁紙に木の柱と棚板の造作の設えが、この部屋に特別な価値を加えています。 グレーの壁紙と深みのある木目の調和、ダウンライトで壁に映る陰影とやわらかな光の反射、白いクローゼットの面ともよく馴染んでいます。 家族が日々過ごす日常の生活空間のなかにアートを感じる、心がほっとするリビングです。 実はこの造作のテレビ台は改修前の床の間の材を再利用し、大工さんに職人技で造ってもらいました。 柱は床柱、テレビ台の天板は床板を半分に切って継いだもの。天板の端の部分には床框と落掛を利用、左右で色が異なるのはそのためです。床柱の巧みな修復跡も味わいがあります。 この住宅は祖父母の代から長年にわたり住まわれてきて、今は孫の代の家族になります。 ご両親が床柱を気に入っておられるお話も聞いていたので、再利用のプランを提案、実際に住まわれる若いご夫婦のセンスも加わり、腕の良い大工さんの手仕事で実現しました。 歴史が刻まれ思い入れの詰まった貴重な床の間の古材が、現代の生活のなかに形をかえてよみがえりました。 世代を超えて大切にされてきた建築が今回の改修により一層かけがえのないものとなって受け継がれ、住み続けていただけることを嬉しく思います。 #
by k2_plan
| 2024-11-08 17:49
| 現場レポート
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