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9月13日~15日に東京都建築士事務所協会が主催する「建築ふれあいフェア」が新宿駅西口広場にて開催され、本多建築設計事務所も新宿支部の一員として参加協力いたしました。 建築ふれあいフェアは、建築士事務所の日頃の活動を多くの方に知ってもらい、東京を地震に強く・地球にやさしい家や美しいまちにすることを参加者と一緒に考えるイベントとして、毎年開催されています。今年で25回目を迎えます。 今年は「建築士と考えるカーボン・ゼロ社会と地震への備え」をテーマに、省エネ関連や耐震化についてのセミナー、建築ワークショップ、ステージイベント、建築なんでも相談会などが開催されました。 東京都建築士事務所協会では新宿区と協力し、建物の耐震化や省エネリフォーム、環境にやさしい建築への取り組みを推進しています。特に今年はじめの能登半島地震の木造住宅の被害状況も踏まえ、支援に力を入れています。 建築ふれあいフェアを通してそのような取り組みについて知ってもらい、環境問題や防災と建築について考えるきっかけになれば嬉しく思います。
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by k2_plan
| 2024-09-18 11:06
| お知らせ
3/21(祝)に京都のホテル青龍(元京都市立清水小学校)の建物見学に行きました 京都では閉校する学校の建築を活かしてホテルや文化施設に改修する例が増えています 清水寺近くにあるホテル青龍もその一例で、昭和8年に建てられた清水小学校が平成23年に閉校となったことに伴い、ホテルへの改修計画が進められました 上品なガラス張りの増築棟によって旧校舎の歴史ある風合いが引き立ちますね 背景には法観寺の五重塔を臨み、時代の異なる建物が見事に調和して同時代に存在する景観もまた、京都ならではの体験かもしれません この日はあいにくの雨模様で屋上テラスのカフェは休業になってしまい、建物の中を通ることはできなかったのですが、ぜひ一度行ってみたいですね 細部の意匠や仕上げを見ても、当時の人々が丁寧に設計し建築したことが伝わってきます そして多くの人がこの校舎で学び、地域の生活に溶け込み、たくさんの思い出が蓄積されてきた場所だということが、建物の風格と重なって感じられます このような貴重な建物が保存活用され記憶とともに受け継がれていくことは、地元の人間でなくても嬉しいことです K2PLANでは昨年度、都内の区立中学校2校の大規模改修設計を行いました そのうちの1校は既に廃校となった校舎を3年間仮校舎として使用するための改修で、その後は校舎としての役目を終えます その後の校舎の活用についての提案を行うに当たり、全国で年間500校もの学校が廃校になっていること、そのなかには廃校を改修し新たな用途で再生させている興味深い事例も各地にあることをあらためて知りました 一方で、解体を待つだけの校舎も数多くあり、非常に残念なことです 今回の見学もこのような意識から京都を訪れました 京都のようにホテルへの転用で成功する事例は廃校全体の中では非常に珍しいケースかもしれません それでも、どの学校の校舎も人々の記憶とともに時代を経て今日に遺された、地域の大切な資産です 各地域、各校舎にふさわしい方法で多様な保存・再生の可能性があります 建物の再生は、過去と未来、世代を超えた人と人のつながりの再生です 各地の廃校をこれからどう再生させていくか、みんなで考えていきたいですね #
by k2_plan
| 2023-04-07 16:47
| スタッフのつぶやき
京都は嵐山にある西芳寺、通称苔寺を見学しました 西芳寺は奈良時代、行基の開創と伝えられる古刹で、1339年に造園に優れた夢窓国師が復興、約120種の苔が境内を覆い、緑のじゅうたんを敷き詰めたような美しさから苔寺とも呼ばれ、世界遺産に登録されています 参拝の申込みを行うと、本堂での写経の後、自由に庭園を回遊してめぐることができます 参拝当日は前日の雨もあがり爽やかな晴天に恵まれました 春の慈雨で潤った苔の緑のみずみずしさが春のやわらかな光にいっそう映えます 一面が苔に覆われた庭園は唯一無二の美しさで、現代の世の中から隔絶された特別な空間、、、自然の営みが蓄積した庭園内はどこを切り取っても同じ景色は二つとなく、時の流れによっても刻々と変化します 豊かな木々を通して一面の苔に差し込む光と影、、、庭園の池に映り込む深い緑、、、とても複雑に変化する色合いは筆舌に尽くしがたいものがあります いまは苔寺で知られる庭園も作庭当時は白砂青松の枯山水、それが応仁の乱や西芳寺川の洪水により荒廃しいつしか苔に覆われるようになったとか、、、さらに今日のような素晴らしい苔の状態が維持されているのはその後のたゆまぬ手入れあってのこと、自然の条件と人間の営みが交錯する興味深い歴史です この空間にはやはり飾らない木組みの造作や石垣が調和して落ち着きます バーチャル空間がいくら発展しても、長い時間をかけて培われたゆえの美しさには交換不可能な価値があって、そこに身を置く体験は格別です その体験が一人ひとりの中に蓄積されて、また次の創作の源になって、、、そうしてつながってゆくと嬉しいですね
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by k2_plan
| 2023-03-31 18:50
| スタッフのつぶやき
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