大家族での暮らしは、昔のような封建的な側面を除けば
受けられる恩恵は多いものです。
例えば、共働きの夫婦にとて両親が近くにいることは
子育てのサポートが受けられるありがたい状況です。
母子の密室子育てが回避され、多くの人と関われる
環境は、子供にとっても教育的なメリットになります。
また、これから問題が深刻化する介護の問題もあります。
兄弟の少ない(いない)者同士が結婚した場合、老親の介護や
看取りの負担は重くのしかかりますが、多世帯住宅として
一緒に住めば楽な面があります。
なかなか充実していかない老人福祉の現実を見ても、
「最後まで家で暮らしたい」「ひとり暮らしは不安」と
考える親世代にとって、子供たちと一緒にいる安心感
は計り知れません。
私たちは戦後の限られたスパンで核家族化にひた走った結果、
あまりにも簡単に大切なものを失ってしまいました。
それは、家族の助け合いであり、年長者を敬う習慣や
地域とのつながりといったことです。
それを少しでも取り戻せるのが多世帯住宅なのではないでしょうか。
「古く」て「新しい」暮らし方は、たくさんの可能性を含んでいます。
二世帯住宅についてもっと詳しいことはこちら→http://www.mmjp.or.jp/K2-PLAN/house/index02.html
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建築家とつくる家
K2・PLAN ㈱本多建築設計事務所
http://www.mmjp.or.jp/K2-PLAN/
自然の恵みを暮らしの中に取り込み、
時間と共に味わいを増していく家づくりを。
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