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プランはこうしてできる!二世帯住宅編の最終回です。 プランの作り方はだいたいおわかりいただけたでしょうか。 では、プランの最初のとっかかりは、どうするの? という疑問があったといたしましょう。 どうするのでしょうか。 それは、建築家である所長の”鶴の一声”ならぬ、スケッチから 始まります。 やはりすごいなと思うのは、所長がいつも建築のことを考えている ということ。新しいお客様からのご依頼があると、所長はいつでも 、それが例え移動中の電車の中であっても、お昼の食事中であっても、 新しいアイディアでいっぱいの頭の中から、その物件にふさわしい イメージをスケッチで描きます。それを、どんな風に、どんなプランで、 と補足説明をしつつ、スケッチを所員に手渡されるわけですが… それがたまにお昼を食べたお店の紙ナフキンだったりするのです。 あんなふうに、こんなふうに、と考えつつ描かれるスケッチも多いため 時には鉛筆で真っ黒のスケッチということも…。 そこから所長のアイディアをひもとく作業は難しいですが、楽しいものです。 そして、プランをつくりつつ、これはと思うプランが作れれば、 スタディ模型の制作に入ります。 模型は、二次元のプランから三次元の立体へとイメージを膨らませる 大切なものです。作りながらああしてこうしてと決めていくことも多いので、 完成予想模型ではなく、すぐに作りかえることのできるスタディ模型 と呼ばれるものです。 IT技術の進化とともに、設計の段階でもパソコンの3Dソフトなどを 利用することが増えていますが、模型の存在はやはり重要なのです。 お客様も平面的なプランではいまいちイメージがわかないことがある のですが、模型にすると実によくわかっていただけます。 そして、みなさん、「この模型、ください」と仰いますね(笑)。 このようなかたちで、家づくりは進んでいきます。 よく、私どもの事務所にいらっしゃるお客様が口にするのが、 ハウスメーカーに頼んだらこの敷地ではうちの商品は建ちません、 と一蹴されてしまった、というお話です。 ハウスメーカーでは規格が決まっていたりするので、敷地が狭かったり 変形していたり、前面道路が狭かったりすると、建てられない、という ことがよくあるそうです。残念な話ですね。 でもそんなとき頼れるのが、設計事務所なのです。 どんなに困難に思える敷地であっても、「これでは建ちません」 とは言わないのが設計事務所。可能性を見出し、それを最大のメリット にしてしまうくらいのアイディアや経験が、豊富にあるのです。 そして、いくつもいくつもプランをつくり、練り直していきます。 一生懸命、よい家づくりのために、設計事務所は働いています。 また別の物件のご紹介もできたらな、と考えていますので、お楽しみに
by k2_plan
| 2010-01-02 11:23
| 家づくりマニュアル
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