最新の記事
以前の記事
2024年 09月 2023年 04月 2023年 03月 2022年 09月 2022年 04月 2022年 03月 2021年 07月 2020年 12月 2020年 10月 2020年 08月 more... 記事ランキング
カテゴリ
その他のジャンル
画像一覧
|
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13989955.html?rm=150 記事に掲載されている写真はスペイン・ビルバオのグッゲンハイム美術館とロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホール。 フランク・ゲーリーの記事と写真を見て、パリの「ルイ・ヴィトン財団美術館」を昨年訪れたときの印象が脳裏によみがえってきました。 美術館は「ブローニュの森」にあります。 緑の広大な海原に、今にも動き出しそうな巨大な船体が姿を現した、比喩的に表現するとそんな印象でしょうか。 少し恐ろしささえ感じさせる迫力です。 日本の神戸に、ゲーリーが設計した「フィッシュダンス」という巨大な鯉のモニュメントがあります。 写真引用元:Wikipedia Commons 曲線を多用し、その曲線の組合せによって相乗的に動きが増幅するような感じは、通じるものがあるかもしれません。 フィッシュダンスは「鯉」という具体的な形を残しているのに対し、美術館という建築物ではイメージが抽象化された表現になります。 建築物という制約がある一方で、逆に、抽象化されて自由な発想が生まれる可能性もあるのかもしれないですね。 外観はとても複雑な形状で、360度、見る場所によって姿を変えます。 周囲が広場なので多様なパースペクティブから全体を見て楽しむこともできますね。 現代的な派手な建築の傍らで、それを気にもとめないようなカモの姿、なんだかユニークな光景にほっとします。 建物外観は曲面のガラスが組み合わされた構成です。 ガラスに自然光、周囲の景色や建物そのものの壁面などの影が映り込み、一層複雑な印象をつくります。 建物表面の表情にもゆらめく変化が生まれます。 ひとつの塊をなすフォルムに焦点を当てて鑑賞すると、独立したモニュメントのようにも見えますね。
by k2_plan
| 2019-04-26 10:22
| 建築家のつぶやき
|
ファン申請 |
||