建築家からの提案

• 「建築ふれあいフェア」に運営サポーターとして参加しました
  [ 2019-09 -24 17:21 ]
• 「建築ふれあいフェア」開催のお知らせ
  [ 2019-09 -20 10:04 ]
• 「旧朝倉家住宅」見学
  [ 2019-09 -16 18:28 ]
• 新宿区「防災フェスタ2019」にサポータースタッフとして参加しました
  [ 2019-09 -02 17:37 ]

こんにちは。

先週、当ブログでもお知らせをした「建築ふれあいフェア」が新宿西口広場で9月21日（土）22日（日）23日（祝・月）の3日間に亘って開催され、事務所のスタッフも運営サポーターとして参加しました。第20回目となる今年のフェアは例年以上の盛況で、たくさんの方にお越しいただきました。

様々なポスター発表や模型の展示もあり、大人にとってもいろいろと勉強になります。

ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。
今年は参加できなかった方も、新宿駅の西口広場で毎年9月に開催されますので、来年はぜひ来てみてください。

みなさん、こんにちは。

今年も恒例の「建築ふれあいフェア」が、新宿駅西口広場イベントコーナーにて９月２１日（土）、９月２２日（日）、９月２３日（月・祝）の３日間、開催されます。

http://www.taaf.or.jp/activity/04.html
http://www.taaf.or.jp/activity/docs/fair2019.pdf

本多建築設計事務所のスタッフも運営サポーターの一員として参加します。

建築ふれあいフェアは、東京都を安心・安全で地球環境に貢献する美しい街にすることを、みんなで考えるイベントです。当事務所も所属する東京都建築士事務所協会が毎年開催していて、今年は第20回になります。

建築や景観をテーマとしたセミナー、建築無料相談のほか、
折り紙建築や地震ざぶとん体験などのワークショップ、和太鼓演奏やジャズステージなど
子どもからご年配の方まで、地域の皆さんが参加できるイベントになっています。

特に今年は、「みんなでつくるみんなの街」というタイトルで、
３日間で木ブロックを組み合わせ着色した建物を並べていき街を創るという
参加型のイベントも企画されています。

ひとりひとりが自らの発想と手を使って参加し、建物、街並みを想像、創造することの楽しさが
ものづくりや設計、景観づくりへの興味・関心を持つきっかけになればいいなと思います。

きっと新しい発見があると思います。
新宿西口広場で3日間開催されますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

こんにちは。

夏の京都での町家体験に引き続き、古民家や日本家屋の良さを再考したいと思い、今回は「旧朝倉家住宅」の見学に行ってきました。

「旧朝倉家住宅」は、お洒落なレストランやショップが立ち並ぶ代官山のヒルサイドテラスの一角にあります。
朝倉虎次郎によって大正8年に建てられた邸宅で、都心部に残る近代和風住宅としての重要性が評価され重要文化財に指定されています。

ちなみに、『フランス人がときめいた日本の美術館』という書籍（テレビ番組化もされているのでご存じの方も多いと思います）の著者であるソフィー・リチャードさんは、この旧朝倉家住宅を訪れた経験が日本の美術・工芸・建築を訪ねて歩くきっかけになったそうです。

斜面という地形を活かした庭園もこの住宅の魅力の重要な要素で、四季それぞれの景色を楽しむことができます。

紅葉の秋や雪景色の冬にもぜひ訪れてみたいですね。

建物も南側の庭園に面して応接間や広間が配置され、広縁を介して庭園に開けた開放的な空間になっています。
畳の間に座して庭園の景色を眺めると、心が洗われるようです。

朝倉虎次郎は東京府議会議長などを歴任した人物で、この邸宅も賓客を迎え会議を行う場も兼ねており、一般庶民の家とは少し異なりますが、上品さとともに、落ち着いた、飾らない和の雰囲気、居心地の良さがあります。

この「居心地の良さ」、身体が快適に過ごせる間取り、肌に馴染む素材感、全体として心が和む空間づくりの工夫も日本建築の特徴のように思います。

日本家屋の間取りの多くはヒューマンサイズに適したモジュール（3尺ｘ6尺）
をベースにシンプルに組み立てられています。
部屋を完全に閉鎖しない障子は、フレキシブルに外部の光や風、景観も取り込むことができます。
部屋と部屋、縁側、廊下が比較的フラットにつながり、設えにも余計な凸凹が少なく、開放感があります。

日々の生活を営む上で、心身ともにストレスフリーな空間となっています。

ベースとなる建物がシンプルで、心身ともに落ち着かせてくれる場所だからこそ、自然のちょっとした変化、
...この季節であれば、夏の終わりを感じる柔らかな風の動き、秋分を過ぎて日に日に奥まで差し込む光と影、しっとりと地面を濡らす秋時雨の音、...
その変化の趣を繊細に感じることができるのかもしれません。
伝統的な日本建築の良さを知り、そして現代の一般住宅の設計への活かし方の参考になる建物でした。

私たちが訪れた時には見学者は1人2人を数えるほどで、静かに観ることができました。
都心の隠れた穴場スポットかもしれません。
しかも観覧料は大人100円と良心的です。
ふと心を落ち着けたい時に訪れてみるのはいかがでしょうか。

皆さんこんにちは。
9月に入り、東京でも朝晩は秋の気配を感じる季節になりましたね。

ところで、9月1日は何の日かご存じでしょうか？

そう、「防災の日」です。
1923（大正12）年9月1日に発生した関東大震災の教訓を後世に活かすために制定された日です。
この日の前後には、全国各地で防災に関連したイベントが企画されています。

新宿区でも、9月1日（日）に戸山公園で「防災フェスタ」が開催され、本多建築設計事務所のスタッフも運営サポーターの一員として参加しました。
https://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000267552.pdf

戸山公園・新宿スポーツセンターを会場として、屋内外でステージショーや体験型の様々なイベントが開催されました。
子どもからご年配の方まで、数多くの方々が来られ大盛況でした。

地震への防災に取り組む「しんじゅく耐震フォーラム」のイベントとしては、防災落語、耐震なんでも相談会、耐震ベッドの実物展示などが行われました。
防災落語は笑いに織り交ぜて耐震に関心を持ってもらう内容となっており、年配の方々に盛況でした。
また、子どもたちには、筋交いの有無の違いを確かめる模型づくりを通して、建物の耐震化を身近に感じてもらいました。


東日本大震災をはじめ各地で大規模地震による被害が発生し、首都直下地震の確率上昇も発表される中、
近年、特に新宿区では地震をはじめとした防災の活動に力を入れ、建物の耐震化への助成も強化されています。

各地区で防災、耐震への取り組みが行われていますので、防災フェスタのようなイベントが、広く知っていただくためのきっかけになれば、と思います。