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みなさん、こんにちは。 K2PLANで設計・監理を行った二世帯住宅がまもなく竣工します。 親世帯が大切に住まわれてきた住宅が、耐震改修と増改築により、1階が親世帯、2階が子世帯の二世帯住宅として新たな門出を迎えようとしています。 1階の親世帯住居も改修してご両親それぞれの個室を新たにつくっています。 建物の躯体は活かし、さらに耐震補強を行った上で家族の住まい方に寄り添ったプランを、試行錯誤で検討していきました。 増築部分は三角の平面で、子世帯の1階玄関と2階のスタディルームになります。 2面に窓を広くとったスタディルームは、リビングと接しながらも、勉強やテレワークの場として生活スペースとの切り替えができる空間です。 既存の建物はサーモンピンクのスタッコ調の外壁で、既製品にはないやさしさと趣きのある外観。 増築部分の外壁は濃いグレーのガルバリウム鋼板張りで、縦のラインのある引き締まったデザイン。 この新旧が一緒になることで、両方の質感、色合い、それぞれの素材の特徴が引き立ち合います。 増築部分の外壁についてはパースやサンプルで色や質感を比較検討し、施主やご家族との話し合いを重ねて探っていきました。 みなさんは二世帯住宅というとどんなイメージをお持ちでしょうか。 一言で二世帯住宅といっても、それぞれの家族にあったかたちは様々です。改修して二世帯住宅にする場合は、既存の建物の特徴を理解した上でどう活かすかの検討も多岐にわたります。 新築以上に難しいところもありますが、完成して二世帯のご家族の新しい生活の場となることを想像すると嬉しくなります。 家族構成や生活スタイルの変化、リモートワークの普及などもあり、住まいに対する価値観も多様化しています。住まいのかたちも新しいアイデアが生まれる時代です。 二世帯住宅も既成概念にとらわれず、住まわれるご家族の希望や状況に応じたプランニングを探っていくことで、多様な可能性が開けています。 #
by k2_plan
| 2022-03-18 11:26
| 現場レポート
みなさん、こんにちは。 新宿区の本多建築設計事務所です。 みなさんは「ヤングケアラー」という言葉をご存じでしょうか。 障害や病気などで家族にケアを要する人がいる場合に、その介護や見守り家事や兄弟の世話などを行っている子どものことをいいます。 家庭内のことのために気づかれてないケースも多く、子ども自身は追い詰められて自ら声をあげられないことがよくあります。 そのため実態が明らかになってきませんでしたが、昨年度の国の調査では中学生の17人に1人に上ることが明らかになったそうです。 一刻も早い支援が必要な状況ですが、国や自治体の福祉・教育行政では支援の体制が進んでいません。 そんななか、緊急の支援が求められる実態に目を向け、自分たちの力でヤングケアラーを支援しようと活動している民間団体があります。 先駆けてヤングケアラーの支援事業を始めたNPO団体の一つが、今春、新宿区内に福祉施設を開設するに当たり、その改修の計画からお手伝いさせていただき、設計・監理を行いました。 ここは障害のある子どもの短期入所、一時入所施設で、子どもの自立を助ける支援とともに、日々介護を担っている家族の就労や休息をサポートしています。 それに加えて、問題となっているヤングケアラー、特にこころの病をもつ親の子どもを対象とした相談や日中の居場所、宿泊もできる場としての事業を行っています 。 先日、NHKのニュース番組でもヤングケアラー支援の取り組みとしてこの施設が紹介されました。 新宿区でこのような施設が開設されることは、地域にとってもとても意義のあることで、一般の人がヤングケアラーへの支援に目を向けるきっかけにもなると思います。 今回の改修設計では、建物の耐震診断を行ったうえで、耐震補強の設計を行い、それとともに福祉施設として使うためのリフォームの設計を行いました。 障害をもつ子どもたちが利用し宿泊する施設であることから、死角を作らない、段差を少なくするといった安全面はもちろん、ケアをする人の利便性、自然光や通風を考えた快適性など、配慮するポイントがたくさんあります。 NPO団体の方から具体的なお話を伺いながらリフォーム案を提案し、プラン修正を重ね、一緒に計画していきました。 その工事が完了し、無事開所されるに至り、テレビでも紹介された様子を拝見し、このような意義のある施設のお仕事をさせていただけたことを嬉しく思いました。 お世話になった関係者の方々に感謝するとともに、この経験を活かして今後も機会があれば福祉事業に貢献できる仕事をしたいと思います。 #
by k2_plan
| 2021-07-13 10:57
みなさん、こんにちは。 私たちの事務所で設計した2階建て木造住宅の現場レポートです。 まず初めに行うのが「自縄張り」です。 土地に縄を張って、これから建てる建物の広さや配置の目安をつけます。建物と外部の境界、平面的なスケールのイメージがわかります。 砕石は土地を締め固めて地盤面を安定化させる目的があります。 この上に防水シートを敷いて捨てコンクリートを打設します。 基礎底面をならし、湿気が上がるのを予防します。 強度に影響するので適切に鉄筋が入っているかのチェックは重要です。 基礎部分の鉄筋を組んだところです。 この後、鉄筋の両側に型枠を設置してその中にコンクリートを打っていきます。 いよいよ「土台敷き」です。 骨組みの土台となる木材を基礎の上に設置していきます。 日々、建物の中で暮らしていながら、その建物が土の上にどのようにして建っているのかなんて、考えることもないかもしれません。 大きな建物を支える土台部分は完成してしまうと見えない部分ですが、とっても重要な役目を果たしています。 ご紹介したのは工程のごく一部ですが、興味をもってもらえたら幸いです。 #
by k2_plan
| 2020-12-10 09:05
| 現場レポート
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